『ウェイン・ショーターの部屋』(http://www.bekkoame.ne.jp/~echika/wayne/wsindex.html)の別館です。


by Fee-fi-fo-fum

Wayne Shorter "Italy 1986"

Wayne Shorter "Italy 1986"      (MEGAVISION)

01、The Last Silk Hat
02、Who Goes There!
03、Beauty and the Beast
04、Face on the Barroom Floor

    Wayne Shorter (ts,ss) Mitchell Forman (key)
    Gary Willis (b) Tom Brechtlein (ds)    1986

 これはブートDVDRで収録時間は48分ほど。残念ながら音質も画質もイマイチだが、録音のバランスはなかなかいいので、贅沢を言わなければ充分に楽しめる。
 さて、この演奏は「Umbria Jazz」というジャズ祭のものらしく、ステージの後ろにもそう書いてある。1986年としかクレジットされていないが、メンバーが『Zurich 1985』と一人しか変わらない(キーボードが Tom Canning から Mitchell Forman に変わったのみ)ので、『N.Y.C. 1986』より前の時期のものだろう。
 その Forman は前任者よりもソロが良い気がする。一曲目からかなりの熱演でグループを盛り上げている。一方、バックにまわったときのサウンド作りという点では、前任の Canning のほうが良い気がするのだが、もしかすると『Zurich 1985』のほうが音質がいいのでそう聴こえているだけかもしれない。
 曲目では『Zurich 1985』では曲名がアナウンスされるのみで入っていなかった "Who Goes There!" が目を引く。これと冒頭の "The Last Silk Hat" が『Atlantis』収録の曲だが、前にも書いたがこのバンド、『Atlantis』を編曲性も含めてステージ上で再現するには4人編成では手が足りない気がする。ここはむしろ『Atlantis』は忘れて、ショーターによるエレクトリック・ジャズの演奏と割り切って聴くべきだろう。そう思って聴けば、文句なしに良いバンド・良い演奏だ。
 しかし、この時期のライヴをまず一枚聴きたいというのであれば、まずは音質も良くて収録時間も長い『Zurich 1985』のほうを先に手にとるべきだろう。
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by Fee-fi-fo-fum | 2009-03-13 00:27 | Wayne Shorter