『ウェイン・ショーターの部屋』(http://www.bekkoame.ne.jp/~echika/wayne/wsindex.html)の別館です。


by Fee-fi-fo-fum

Toninho Horta "Diamond Land"

■Toninho Horta "Diamond Land"    (Verve Forecast)

02、Ballad for Zawinul

   「02」
   Wayne Shorter (ss) Toninho Horta (g)
   Jim Beard (key) Iuri Popoff (b)
   Kenwood Dennard (ds)        1987リリース


 すばらしく気持ちのいい音楽だ。ブラジルの熱い陽光と木々のあいだを抜けてくる涼風がスピーカーから流れ込んでくるよう。
 トニーニョ・オルタはミルトン・ナシメントのバックでギターを弾いていたギターリストであり、彼のギターに惚れ込んだパット・メセニーの勧めもあって自己のリーダー名義でインストゥルメンタルのみのアルバムを作るようになった。全編にわたってオルタの軽やかなギターが駆け抜けていく、でもジャズとは違った感触で、ブラジル音楽的な編曲もなされている、こういう音楽を何とジャンル分けをすればいいのだろうか? でも、そんなことを考えるのもばかばかしくなるほどひたすら心地良い世界だ。自分の好みだけで言わせてもらえば、ぼくはパット・メセニーよりもオルタのギターのほうが好きだ。
 さて、ショーターとオルタの共演はミルトン・ナシメントの『Milton』(76) 以来であり、一曲だけの参加となる。タイトルを見ればザヴィヌルに捧げた曲のようだ。参加メンバーもこの曲だけ Jim Beard や Kenwood Dennard といったショーターゆかりのミュージシャンが加わっているのだが、アルバムを通して聴いてみるとそれほど違和感はなく他の曲にとけ込んでいる。
 ショーターはほぼ全編にわたってソロを繰り広げているが、そうはいっても4分ほどの曲であり、ショーターめあてに聴くアルバムではないだろうとは思う。でも、このアルバムは大好きだし、こんなアルバムになら一曲だけの参加も大歓迎だ。
 一曲一曲をどうということなく、一つの流れで全曲を聴いていたくなるアルバムである。なんだか聴いていると、人生がこんなふうに流れていってくれたらいいのにな……と思えてくる。
 しかし現実は甘くない。たった四十数分でアルバムは終わってしまう。
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# by Fee-fi-fo-fum | 2009-05-13 01:32 | Toninho Horta

■Wayne Shorter "Live at Montreux 1996"  


01、On the Milky Way Express
02、At the Fair
03、Over Shadow Hill Way
04、Children of the Night
05、Endangered Species

    Wayne Shorter (ts,ss) David Gilmore (g)
    Jim Beard (p, key) Alphonso Johnson (b)
    Rodney Holmes (ds)        1996.7.8

「Bonus Tracks」

Introduction by Quincy Jones
06、Footprints
07、On the Milky Way Express

    Wayne Shorter (ts,ss) Herbie Hancock (p,key)
    Stanley Clark (b) Omer Hakim (ds)   1991

Introduction by Quincy Jones
08、Pinocchio
09、Pee Wee / The Theme

    Wallace Roney (tp) Wayne Shorter (ts,ss)
    Herbie Hancock (p) Ron Carter (b)
    Tony Williams (ds)             1992


 1996年のショーター・バンドのライヴが遂にオフィシャルでDVDとしてリリースされた。
 モントレーでのライヴであり、ボーナス・トラックとして91年のスーパー・カルテット期と、92年のトリビュート・トゥ・マイルス期のライヴの映像が一部づつ入っている。
 収録時間は、アナウンスやテロップの時間を省いた正味の演奏時間でいくと、96年のライヴが55分ほど、91年が26分弱、92年が20分ほど。中心となる96年のライヴの時間がモントレーのライヴのためか短めなのは不満点ではあるが、まずはこのバンドのライヴがオフィシャル化されたという快挙を喜びたい。画質・音質は当然のように完璧だ。
 まず96年部分から聴いていこう。
 7月8日の演奏なので『Live Express』の二日前のライヴであり、選曲でみれば初のオフィシャルにふさわしい、この時期のショーター・バンドの魅力を充分に伝えるナンバーが揃っているように見える。でも5曲でたったの計55分という点でわかるとおり、それぞれが充分な長さで演奏されているとはいえない。「01」「02」「03」という『High Life』収録曲はどれも10分を超える演奏ではあるのだが、"Over Shadow Hill Way" は8分、"Endangered Species" に至っては5分にも満たないショート・バージョンだ。この時期のショーター・バンドの演奏の魅力は物語的展開をもった編曲と即興演奏の融合にあるので、1曲10分を超えるくらいの充分な長さで演奏してこそ本当の魅力がわかる。それでも高速度で駆け抜ける "Over Shadow Hill Way" はこれはこれで満足できる演奏だが、"Endangered Species" は正直物足りない演奏だ。
 対して『High Life』収録曲のほうはどれも充分に堪能できる。とくに『Copenhagen 1996』では途中でフェイド・アウトしてしまっていた "Children of the Night" が完全収録されていることがうれしい。
 とはいえ、やはり計55分という演奏時間はこのバンドの魅力を充分味わいきるには不充分な内容だと思う。"Pandora Awakened" や "Virgo Rising" など未収録の名曲もある。やはり『Live Express』や『Copenhagen 1996』も合わせて聴きたいところだ。

 続いて91年のスーパー・カルテットでの演奏だが、正直このバンドのライヴはこんなふうにボーナス・トラックとして一部だけ入れるのではなく、完全版としてオフィシャル化してもらいたいところだ。このバンドの演奏はCDでもオフィシャルでは手に入らないのではないか。まあ、高音質のブート盤がいろいろ出ているので困ることはないが、もし同じ音源がオフィシャルとブートで出ていたら、たとえ値段が高かったとしてもオフィシャルを買うぐらいの倫理観はもっているつもりだ。
 でも、ここに収録されて良かったとおもう点は、同じエレクトリック・ジャズのスタイルでの演奏でありながら、96年のショーター・バンドとはかなり違う演奏なので、96年のバンドの特徴を浮き彫りにする役割を果たしているのではないかということだ。
 つまり、96年のショーター・バンドの演奏は展開のある編曲性と即興演奏の融合が特徴となっているが、スーパー・カルテットの演奏ではそのような点はあまり見られず、ただ各メンバーのソロを順番に聴かせていく演奏になっている。つまりエレクトリック楽器を使ったジャズそのものだ。
 この違いを聴くことで、96年のショーター・バンドが普通のエレクトリック・ジャズとは違うものを目指したバンドだったことがわかる。

 続いて92年のライヴ部分だが、このバンドの演奏は既にオフィシャルでCDがリリースされているのでそう新鮮味はない。それにメンバーからいってVSOPの再現みたいなものなので、さらに新鮮味はない。
 とはいえトランペットが抜けたカルテットで演奏される "Pee Wee" はCDでは未収録だし、映像がオフィシャル化されたのも初めてかもしれない。
 91年と合わせてボーナス・トラック部分はそれぞれのバンドでの演奏のうちショーター作の曲か、ショーターの見せ場の演奏をセレクトしているようで、それはそれで満足して聴くことはできる。
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# by Fee-fi-fo-fum | 2009-05-10 00:47 | Wayne Shorter

■Herbie Hancock "River  -the joni letters-"    2007  (Verve)


01、Court and Spark featuring Norah Jones
02、Edith and the Kingpin featuring Tina Turner
03、Both Side Now
04、River featuring Corinne Bailey Rae
05、Sweet Bird
06、Tea Leaf Prophecy featuring Joni Mitchell
07、Solitude
08、Amelia  featuring Luciana Souza
09、Nefertiti
10、The Jungle Line featuring Leonard Cohen
11、A Case of You (Bonus Track)
12、All I Want featuring Sonya Kitchell (Bonus Track)

 「12」以外
 Wayne Shorter (ts) Herbie Hancock (p)
 Dave Holland (b) Vinnie Colaiuta (ds) Lionel Loueke (g)

 「12」のみ
 Wayne Shorter (ss,ts) Herbie Hancock (p)
 Larry Klein (b) Vinnie Colaiuta (ds)
 Paulinho Da Costa (per) Dean Parks, Lionel Loueke (g)

 音楽産業の商業性に嫌気がさしたといって一時は引退を宣言していたジョニ・ミッチェルも見事に復活をはたしたが、これはハービー・ハンコックによるジョニ・ミッチェル曲集。
 演奏の中心となっているのはショーター〜ハンコック〜ホランド〜カリウタのアコースティック・カルテットだ。そこに上記のような女性ボーカリスト達が次々に登場して一曲づつ歌っていき、バンドだけの演奏もあるという内容。ジョニ・ミッチェル自身も6曲めで歌っている。(ギターのリオーネル・ルークはあまり目立たず、引き立て役か)
 ジョニの曲が並ぶなかで、なぜデューク・エリントンの "Solitude" やショーターの "Nefertiti" を演奏しているかは不明。(日本盤を買えば解説されてたんだろうか)
 テンポはどの曲もミディアム〜バラードに揃えてあり、単純にアコースティック・ジャズによるバラード集として、BGM的に聴くこともできる。
 さて、中心となるカルテットの演奏だが、ここではデイヴ・ホランドのベースの存在感が大きい。夜の湖を小さな舟でたゆたうようなというか、深く揺れるリズムを鳴らしている。対するハンコックは波間に揺れる月の光のような、神秘的で透明感のあるピアノの音を散らしていく。
 ショーターとハンコックがアコースティック・ジャズを演る場合、ショーター〜ハンコックの対話にリズムが付くという形になることが多いのだが、ここではむしろハンコック〜ホランドのコンビネーションが中心になっている気がする。ヴィニー・カリウタはザッパ・バンド出身の超絶技巧ドラマーという印象がいままで頭のどこかにあったのだが、このアルバムを聴いてその偏見が吹っ飛んだ。ブラシを多用して見事なまでにジャジーな演奏をしている。
 そしてショーターはというと、ほとんどの曲では歌伴の枠内での演奏になるのだが、さすがにソロ・スペースは大きくとられているので、ショーターのソロもハンコックのソロも充分に聴ける。基本的には軽みのある滋味ゆたかな演奏になるが、"Nefertiti" ではかなりテンションの高い対話的な演奏を見せていて、ショーター目当てならここが聴きどころ。
 ところで本作にはボーナス・トラック付きとそうでないアルバムがあるが、"A Case of You" でのハンコックのピアノが良いので、ボーナス・トラック入りを推薦しておこうか。でも、アルバムの終わり方としては、レナード・コーエンの詩の朗読で終わる終わりかた(ボーナス・トラック無し)のほうが素晴らしいと思うのだが。

 なお、このアルバムはグラミー賞の最優秀アルバム賞を受賞したそうで、ジャズアーティストが最優秀アルバム賞を受賞するのは四十数年ぶりなんだそうだ。ではその四十数年前に受賞したのは何かと思ったら、『ゲッツ〜ジルベルト』なんだそうで、なんだかグラミー賞の選考委員の基準がミエミエのような気がしたのはぼくだけだろうか。結局歌入りで穏やかなやつがいいのかと。
 でもまあ、そんな賞を受賞したのなら、その話題性をかって(サンタナの時のように)近年のハンコックのライヴ盤などをオフィシャルでリリースしてくれないものだろうか。
 まず第一にリリースすべきはやはり本作の主役、ハンコック〜ショーター〜ホランドの三人にブライアン・ブレイドを加えたカルテットでの2004年のライヴだろう! ぜひオフィシャルでリリースを!!
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# by Fee-fi-fo-fum | 2009-05-07 01:05 | Herbie Hancock

■Wayne Shorter "Copenhagen 1996"      (MEGADISC)


「Disc-1」
01、Chief Crazy Horse
02、On the Milky Way Express
03、At the Fair

「Disc-2」
04、Maya
05、Pandora Awakened
06、The Three Marias
07、Children of the Night (fade out)

    Wayne Shorter (ts,ss) David Gilmore (g)
    Jim Beard (p, key) Alphonso Johnson (b)
    Rodney Holmes (ds)       
         Live at Circus, Copenhagen  1996.7.13  

 ブートCDRで、音質は文句なしのオフィシャル・レベル。収録時間は85分弱だ。
 クレジットが正しければ『Live Express』の3日後のライヴとなるが、重複する曲が「On the Milky Way Express」の一曲きりというのが嬉しい。
 しかし重複曲とは関係なしに、演奏そのものが『Live Express』とはだいぶ印象の違うライヴだ。それは、基本的にはエレクトリック・ジャズではあるのだが、よりアコースティックっぽいサウンドになっていることだ。
 冒頭の "Chief Crazy Horse" は伝統的なアコースティック・ジャズのスタイルで演奏されている。2曲め以後はエレクトリック・ジャズになるのだが、ジム・ベアードがソロではアコースティック・ピアノを使用している。そのせいか『Live Express』ではあれだけ活躍していたジム・ベアードが地味で、かわりにギターのギルモアが活躍が目立つ。
 ともかく『Live Express』と並んで必聴モノのライヴ盤だ。
 聴いていこう。
 冒頭の "Chief Crazy Horse" は先に書いたとおりアコースティック・ジャズのスタイルでの演奏だが、後のショーター・カルテットのような集団即興のスタイルにはまだ至っていない。50年代以来の伝統的なスタイルで、個人的にはいま一つ興味を持てなかった。同じスタイルでもこの後の『Tokyo 1996』の冒頭のアコースティック・ジャズ演奏のほうが録音のせいかおもしろくかんじた。
 そして2曲めからは、音楽による宇宙旅行に参加する気持ちで聴いてみるとおもしろい。この時期のショーターのライヴ演奏の魅力の一つは展開の多彩さにあって、ほとんどの曲が10分を超える長尺の演奏になるが、ただソロが長く続いているため曲が長くなるのではなく、一曲のなかでも音楽が次々に展開していって、新しい風景や表情を見せていき、その中で即興演奏も織りまぜていくスタイルをとっているからだ。つまりショーターのいうところの「音楽的冒険物語」が繰り広げられ、その構成は80年代後半のショーター・バンドのライヴ演奏より複雑なものになっている。
 まずは、にわかに周囲から風が湧きおこり、前奏からじょじょに加速をつけてバンドはゆっくり天空へと舞い上がっていくのを体感しよう。"On the Milky Way Express" のテーマが飛び出して、さあ冒険の始まりだ。次の "At the Fair" は宙を駆けるような演奏で、スタジオ盤では静かな雰囲気だった曲が躍動感さえ感じさせる演奏で盛り上がっていく。
 そして「Disc-2」移ると、一曲めが静かな演奏で始まり、CDの後半にむかって盛り上がっていく流れになっている。落ち着いた "Maya" は再び神秘的な地上に降り立ち、 "Pandora Awakened" から "The Three Marias" へとまた宙へ舞い上がっていく。そしてこれまた宙を駆けるような "Children of the Night" に至るのだが、ここが本作の唯一の欠点で、ショーターのソロの途中で曲がフェイド・アウトしてしまう。とはいえ9分以上は聴けるので、たっぷりと鑑賞はできる。たぶんこれからエンディングに向かうところでのフェイド・アウトじゃないかと思い込んで自分を慰めている。(ところで M.Mercer の『Footprints:The Life and Work of Wayne Shorter』によると、この「Children of the Night」というのは映画のなかでドラキュラが言った台詞からとったタイトルだそうだ)
 さて、この「音楽的冒険物語」を作りだしているのは何かといえば、それは主に編曲によるものだろう。そしてその編曲性は2000年代のショーター・カルテットによっても、集団即興の手法と融合されて演奏を支えていくことになる。
 でも、そう思うと、この頃のバンドの演奏の展開も、ほんとうに編曲だけによるものなんだろうかという疑問も湧いてくる。実は即興でどんどん展開しているのであり、それが一人の即興にバンド全体が応えて息を合わせて変化していくので、はじめからそのように編曲されて決められていたように見えている部分もあるのではないか? 即興ははじめから書かれていたように、はじめから書かれていたものは即興で演奏されたように演奏するというのがショーターの信条だし。
 実際のところどうなのかはわからないが、少なくともエレクトリック・バンド、アコースティック・バンドの差をこえて、この頃のバンドの演奏と2001年からのショーター・カルテットの演奏との距離はそう遠くない気がしている。
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# by Fee-fi-fo-fum | 2009-05-07 01:03 | Wayne Shorter

Wayne Shorter "Tokyo 1996"


■Wayne Shorter "Tokyo 1996"          (MEGADISC)

01、(Introduction)
02、Valse Triste
03、Maya
04、Pandora Awakened
05、Over Shadow Hill Way
06、Endangered Species

    Wayne Shorter (ts,ss) David Gilmore (g)
    Jim Beard (p, key) Alphonso Johnson (b)
    Rodney Holmes (ds)       
         Live at Tokyo, Japan 1996.9.3

 これはブートCDRで収録時間は64分ほど。ジャケットのクレジットが正しければ『Live Express』や『Copenhagen 1996』の二ヶ月後のライヴとなる。
 『Live Express』や『Copenhagen 1996』と大きく異なるのは音質で、本作はオーディエンス録音のようで、50年代に地下の薄暗いジャズ・クラブで録られたライヴ盤のような、小ぢんまりした薄暗い感じの音になっている。そこを否定的に感じる人もいるのかもしれないが、個人的にはこの音質もこれはこれでシブくて好きだ。ジャズってこういう小ぢんまりした薄暗さが似合う音楽だと思う。とくにギルモアのギターの音がいい感じだ。全体的にベアードよりギルモアの活躍が目につき、そこは『Copenhagen 1996』のほうに似ている。
 聴いていこう。
 1曲めは『The Soothsayer』(65) に入っていたシベリウス作の "Valse Triste" で、これは伝統的なアコースティック・ジャズの演奏。これは『Copenhagen 1996』と同じで、この頃、1曲目はアコースティック・ジャズで演奏することにしていたのかもしれない。
 これがかなりの名演で、薄暗い音質が曲想にすごく合っている。ショーターももちろんいいが、ギルモアがかなりの名演を聴かせる。
 続く2曲はどちらも『High Life』からの曲で『Copenhagen 1996』のディスク2と同じ並び。演奏の雰囲気も『Copenhagen 1996』に近い。
 そして本作でおもしろいのは後半の旧作曲2曲で、このバンドでの演奏が慣れてきたせいなのか、かなり崩した演奏をし、新しいアイデアも見られる。
 まず "Over Shadow Hill Way" はいきなり猛スピードで始まり、『Live Express』ではベアードが高テンションのソロをとった部分で今度はギルモアが高テンションのソロをとる。そしてかなり長いドラム・ソロを経て、別の曲にメドレーしたのかと思わせる変化をみせるが、その後でテーマが出てくるので、一つの曲の内での変化だったとわかる。続く "Endangered Species" も猛スピードの演奏だ。
 音質も含めてかなり個性の強い演奏で、好みは分かれるかもしれないが、『Live Express』『Copenhagen 1996』の後で聴くと変化が楽しめる。が、この時期のショーター・バンドの魅力を一般的にとらえているのは『Live Express』『Copenhagen 1996』のほうだろう。この時期のショーターのライヴ盤をまず一枚聴きたいという人がいたら、『Live Express』か『Copenhagen 1996』のほうを先に聴くことを勧める。
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# by Fee-fi-fo-fum | 2009-05-07 01:01 | Wayne Shorter