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[ 2009-05 -13 01:32 ]
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■Toninho Horta "Diamond Land" (Verve Forecast)
02、Ballad for Zawinul
「02」
Wayne Shorter (ss) Toninho Horta (g)
Jim Beard (key) Iuri Popoff (b)
Kenwood Dennard (ds) 1987リリース
すばらしく気持ちのいい音楽だ。ブラジルの熱い陽光と木々のあいだを抜けてくる涼風がスピーカーから流れ込んでくるよう。
トニーニョ・オルタはミルトン・ナシメントのバックでギターを弾いていたギターリストであり、彼のギターに惚れ込んだパット・メセニーの勧めもあって自己のリーダー名義でインストゥルメンタルのみのアルバムを作るようになった。全編にわたってオルタの軽やかなギターが駆け抜けていく、でもジャズとは違った感触で、ブラジル音楽的な編曲もなされている、こういう音楽を何とジャンル分けをすればいいのだろうか? でも、そんなことを考えるのもばかばかしくなるほどひたすら心地良い世界だ。自分の好みだけで言わせてもらえば、ぼくはパット・メセニーよりもオルタのギターのほうが好きだ。
さて、ショーターとオルタの共演はミルトン・ナシメントの『Milton』(76) 以来であり、一曲だけの参加となる。タイトルを見ればザヴィヌルに捧げた曲のようだ。参加メンバーもこの曲だけ Jim Beard や Kenwood Dennard といったショーターゆかりのミュージシャンが加わっているのだが、アルバムを通して聴いてみるとそれほど違和感はなく他の曲にとけ込んでいる。
ショーターはほぼ全編にわたってソロを繰り広げているが、そうはいっても4分ほどの曲であり、ショーターめあてに聴くアルバムではないだろうとは思う。でも、このアルバムは大好きだし、こんなアルバムになら一曲だけの参加も大歓迎だ。
一曲一曲をどうということなく、一つの流れで全曲を聴いていたくなるアルバムである。なんだか聴いていると、人生がこんなふうに流れていってくれたらいいのにな……と思えてくる。
しかし現実は甘くない。たった四十数分でアルバムは終わってしまう。
02、Ballad for Zawinul
「02」
Wayne Shorter (ss) Toninho Horta (g)
Jim Beard (key) Iuri Popoff (b)
Kenwood Dennard (ds) 1987リリース
すばらしく気持ちのいい音楽だ。ブラジルの熱い陽光と木々のあいだを抜けてくる涼風がスピーカーから流れ込んでくるよう。
トニーニョ・オルタはミルトン・ナシメントのバックでギターを弾いていたギターリストであり、彼のギターに惚れ込んだパット・メセニーの勧めもあって自己のリーダー名義でインストゥルメンタルのみのアルバムを作るようになった。全編にわたってオルタの軽やかなギターが駆け抜けていく、でもジャズとは違った感触で、ブラジル音楽的な編曲もなされている、こういう音楽を何とジャンル分けをすればいいのだろうか? でも、そんなことを考えるのもばかばかしくなるほどひたすら心地良い世界だ。自分の好みだけで言わせてもらえば、ぼくはパット・メセニーよりもオルタのギターのほうが好きだ。
さて、ショーターとオルタの共演はミルトン・ナシメントの『Milton』(76) 以来であり、一曲だけの参加となる。タイトルを見ればザヴィヌルに捧げた曲のようだ。参加メンバーもこの曲だけ Jim Beard や Kenwood Dennard といったショーターゆかりのミュージシャンが加わっているのだが、アルバムを通して聴いてみるとそれほど違和感はなく他の曲にとけ込んでいる。
ショーターはほぼ全編にわたってソロを繰り広げているが、そうはいっても4分ほどの曲であり、ショーターめあてに聴くアルバムではないだろうとは思う。でも、このアルバムは大好きだし、こんなアルバムになら一曲だけの参加も大歓迎だ。
一曲一曲をどうということなく、一つの流れで全曲を聴いていたくなるアルバムである。なんだか聴いていると、人生がこんなふうに流れていってくれたらいいのにな……と思えてくる。
しかし現実は甘くない。たった四十数分でアルバムは終わってしまう。
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by Fee-fi-fo-fum
| 2009-05-13 01:32
| Toninho Horta
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